明日旅立ち

2003年3月30日
 考えてみるとなんだかとても身軽な気がします。なんていうか、空気として身が軽いってことを実感出来ます。大学に入った時は確か18歳で、育ちが良く世間を全く知らない、ちょっとした田舎の優等生でした。それから5年、色んなモノを失い続けてきた気がしています。これは何も俺が悲観的な考え方をしているということではありません。事実、多くのモノを失いました。
 普段恥ずかしくて口に出来ず、こんな所だからこそ書けますが、人を愛すると言う事を知った気がします。ですがそれは同時に人に絶望するということを世間知らずの俺につきつけてきました。人を信じるということを忘れました。それから本当に雑多な人間と接しました。本とか載っちゃって本当に凄い奴、逮捕されちゃった奴、家が大金持ちでお手伝いサンとかいる奴、罪悪感の無い奴、恐ろしく頭の悪い奴・・・高校まででは考えられない人々に沢山会いましたが、殆どはすれ違うばかりでした。結局人生で今後2度と会わないであろう彼らは俺に何を残していったのでしょうか。「すごいやつらがいたなー自分は凡庸だなー」ってそれだけです。これからも見たこともないような奴に会ったりする事があるんでしょうけど、そんなに驚愕したりはしないような・・・。感受性が鈍ってしまったんでしょうか。もう23歳ですから。あと半年もすれば24 信じられないけども、受け入れるしかないんでしょうね。事実ですから。 よく一昔前のドラマとか再放送で観ると、出てくる俳優のあまりのだささに笑ってしまったりしますけど、俺らの服とか髪型とか聴いてる音楽も後世に笑われるんですかね? 俺らもしかして、とんでもなく遠いところまで来てしまってるんじゃ??

 その他祖父が死んだり仲の良い友達と絶縁してしまったりなど失ったモノは他にもあります。次に泣くのってきっと、おばあちゃんが死んだ時なんじゃないかってそんな気がしています。
 まぁそんなこんなで明日から長い長い物語の始まりです。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索